ORANGE-studio ユーザーズマニュアル

1.Java8のインストール
ORANGE-studioの実行にはJava8が必要です。
OSの種類やバージョンによっては、Java8が初めからインストールされている場合もあります。
Java8がインストールされていない場合は、https://java.com/ja/download/などからダウンロードしてインストールしておいてください。

2.ORANGE-studioのインストール
ダウンロードしたZIPファイルを適当なフォルダーに解凍すれば、インストール完了です。

3.ORANGE-studioの起動
解凍したフォルダー内のORANGE-studio.jar(PRO版はORANGE-pro.jar)をダブルクリックすると起動します。
(OSによっては起動方法が異なります。Windowsでダブルクリックしても起動しない場合は、「拡張子と実行プログラムの関連付け」を行ってください。)

起動すると、以下のようなウインドウが現れます。

4.プログラムを書く
「プログラムパネル」内に文字を直接入力します。
ここでは、開く()をクリックして、"sample001.bas”を読み込んでみます。

5.プログラムを動かす
実行()をクリックすると、実行結果がコンソールパネルに表示されます。

6.ステップトレースでプログラムをデバッグする
コンソールのクリア()をクリックすると、コンソールパネル内の文字がすべて消えます。
デバッグ()をクリックすると、プログラムパネルがデバッグパネルに切り替わります。
オレンジ色の行がこれから実行する行です。

さらにデバッグ()をクリックして行くと、オレンジ色の行が次々に移動します。オレンジ色の行が5行目になった(4行目まで実行した)ときに変数パネルを見ると、変数iが1、変数sumが0になっていることがわかります。

さらに、デバッグ()をクリックして行き、7行目で変数iが10になったときにプログラムは終了し、デバッグパネルがプログラムパネルに切り替わります。
デバッグパネルが表示されているときに、再開()をクリックすると瞬時にプログラムが再開され、プログラムパネルに切り替わってしまいます。

7.ブレークポイントを設定してプログラムをデバッグする
デバッグパネルの左端にある行番号をクリックするとブレークポイントを設定できます。(行番号がに変わります。)
再度クリックすると、ブレークポイントが解除できます。ブレークポイントは複数個設定できます。

ブレークポイントが設定されている状態で再開()をクリックすると、ブレークポイントを設定した行でプログラムが中断されます。
中断後に再び再開()をクリックすると、プログラムが再開されます。
7行目でブレークポイントを設定した状態で、再開()をクリックを押すごとに中断/再開を繰り返します。
変数パネルを見ていると、変数の値が変化して行く様子がよくわかります。

8.Lチカを試してみる
開く()をクリックして、"led.bas”を読み込みます。
「デジタル出力」のタブをクリックして、デジタル出力タブに切り替えておきます。
実行()をクリックすると、デジタル出力パネルでLEDがチカチカする様子が見えます。
このプログラムは無限ループしていますので、中止()をクリックして強制終了します。

ORANGE-studio PROを利用してマイコンシステムにオブジェクトを書き込めば、マイコンシステム上のLEDが点滅します。

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